4/29(水)より、ECサイト「京都手帖」に新登場した「京ことば付箋」。
かわいらしい舞妓さんのイラストと、「京ことば、お上手どすなぁ。」のキャッチコピーが目を惹くオリジナル商品です。
『京都手帖』編集部の遊び心から生まれた新商品。制作裏話や、こだわりポイントなどをご紹介します!
「舞妓ちゃんがお喋りするメモがほしい」という、遊び心がトリガーに。
これまで『京都手帖』の発売時期にあわせて、さまざまなグッズの制作を行ってきた編集部。
しかし昨年、ついにECサイトがオープンしたことで、時期にとらわれず、一年を通してオリジナルグッズの制作をしていくことになりました。
ある日、ちょっとした思い付きから発せられた言葉。
それが、「舞妓ちゃんがお喋りするメモがほしい」でした。


「ちょっとユーモアがあって、でも、ちゃんと使えるものにしたい」。
そんなことを話しながら、オフィスの片隅で、いくつかの案が生まれました。

「実用性」についてアイデアを出していくなかで、「電話メモ」の案が飛び出しました。
電話があったことや、その内容、発信主を簡潔に伝えられる電話メモ。
これがデザインに加わったことで、「ビジネスシーンでも使えるように」と、付箋にすることが決まったのです。
ちょっと「いけず」な舞妓さんを描けるイラストレーターさんを探して。
今回のグッズを作るにあたって、一番重要だったのが「舞妓さんのイラスト」。
京ことばのもつちょっと「いけず」なイメージと、舞妓さんのかわいらしさの両立が課題でした。
イラストをお願いしたのは、京都の陶芸作家・吉田瑞希さん。
『京都手帖』の編集をきっかけにご縁があり、ECサイトでも作品「小さな鍾馗さん」を取り扱わせていただいています。
「舞妓さんのイラスト」と聞いて頭に浮かんだのが、以前、吉田さんの工房で拝見した「鍾馗さん」のイラストでした。
雅やかで、やわらかいタッチ。アイコニックな表情……。
吉田さんの描く、舞妓さんが見てみたい! ——そんな思いで、吉田さんに連絡を取ったのです。
「舞妓さんは描いたことがないですが、私でよければ!」と快く引き受けてくれた吉田さん。
数日後、さっそく吉田さんから5パターンのラフ案が送られてきました。



まずはこの5つの中から、清書していただくイラストを選ぶことに。
『京都手帖』の表紙の選出もそうですが、たくさんのデザインの中から商品化するものを選ぶ作業は、何度繰り返しても緊張します……。


編集部での意見交換の末、③のイラストと⑤のイラストの2つを採用することに。
「でも、目元は②の感じで……」「⑤は、体はこのまま、お顔はこっちを向いているようなイメージに……」など、たくさんのわがままとともに、吉田さんに清書のお願いをしました。
京都の編集部だからこそ、ささやかな部分にもこだわりが。
長年『京都手帖』を手掛け、京都に関する本も多く出版してきた編集部。
京都という土地に親しむ者だからこそ、細かな部分でもさまざまな試行錯誤がありました。
例えばこの2枚。
少しでも本物の舞妓さんに近づけるため、吉田さんにイラストの修正をお願いした際のものです。
1枚目が修正前、2枚目は修正後のイラストなのですが、どこが変わっているか、みなさんはわかりますか?


正解は3カ所。
・額の形
・眉の形
・帯揚げの追加
です。
特に「額」は、舞妓さんと芸妓さんの大きな違いでもある重要な部分。
過去に出版した写真集などを参考にしながら、「こんな感じでお願いします!」と、何度も吉田さんとのやり取りを繰り返しました。
参考にした書籍(一部)



※いずれも著者:溝縁ひろし氏
また、イラストに添える文言も、「『とくれやす』だとわかりにくいかな?」「『おす』の方が使うんじゃない?」など、ディープな視点からの意見が。
「舞妓ちゃんがお喋りする」かわいい付箋の完成!
そんな試行錯誤を経て、ついに発売となったのが新商品「京ことば付箋」。
舞妓さんのかわいいイラストにメッセージを書き添えれば、なんとなく「はんなり」とした気分に。


日常がちょっと楽しくなる、遊び心&こだわり満載の付箋です!
あなたもこの付箋を使いこなして、「京ことば、お上手どすなぁ。」と言われてみませんか?

上手に使ておくれやす。

吉田瑞希さんの作品「小さな鍾馗さん」も好評販売中!



大阪府生まれ。京都造形芸術大学大学院修了。民間信仰や日本の歴史・伝承を題材に作陶。近年は鍾馗像の制作や関連ワークショップを通じ、地域文化の継承にも取り組んでいる。現在、京都の清水五条に工房を持つ。
『京都手帖』編集部がプロデュースしたオリジナル商品。京都のクリエイターによるものや、京都ならではの伝統のエッセンスを取り入れたグッズを制作しています。


